みあせぶ

Our Friend/アワー・フレンドのみあせぶのレビュー・感想・評価

4.3
“Our” Friend


コロナ禍で孤独感に度々苛まれていた私にピッタリの映画でした。持つべきものは信頼出来る友との友情です。

本作は夫婦と友人という3人の友情の物語で、一件何ともないように思えますが、この友人は赤の他人である夫婦に対してとても献身的で、その程度は少し異常とも思えるほどです。

ストーリーとしては、末期ガン患者のニコルに対し、夫のマットと友人のデインが介護するという形です。
ここで、「どうして友人が出てくるの??」「ニコルの両親は??」と疑問を抱くのが普通だと思いますが、その常識を超えて結ばれた3人の絆が他にはないストーリーを生み出します。しかも、このありえないような設定が実話であるということに衝撃と感動を覚えます。

時系列が行ったりきたりするので、主人公の行為の理由が後々わかるという形式になっていて感動を誘うような展開が多くありました。上映時間が進むにつれてガンが進行していくのがよくある映画ですが、元気だった頃や宣告前の姿を映すのが心が苦しくなりますね。

私はデインの人間性が大好きでした。もともとはニコルをデートに誘ったりしていましたが、人妻と分かったあとも素敵な関係をニコルと築いていて本当に友達にほしいタイプの人間でした。
何にも考えてないように見えて、実は人の見えないところですごく頑張っている彼には涙腺崩壊です。登山のシーンを入れたのも彼の心の内が垣間見れて良かったなと思いました。本編での行為は少々お節介のようにも思えてしまいますが、そのお節介精神がマット夫妻には必要だったのかなと思います。彼らが今も友達であることに何だか私まで嬉しくなってしまいました。

オンライン試写会での鑑賞でしたが、久しぶりに声を出して泣いてしまいました。気持ちの昂りを抑圧することなく全部出せるのもオンライン試写会の良いところだなと感じた今日この頃です。Filmarksさん、素敵な機会をありがとうございました🎬