真っ黒こげ太郎

Book of Monsters(原題)の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

Book of Monsters(原題)(2018年製作の映画)
4.3
子供に未来を託す母親…ターミネーターかな?w

しかし、皆18歳に見えねぇ!!!



18歳の誕生日を迎えたソフィーは父親に謎の本を託される。
その夜、例によって例の如くバカでアフォな若者達が集まり、大パーティになるが、余りにも滅茶苦茶な若者達の振る舞いにソフィーはうんざりするのだった。
だがそのパーティに紛れ込んで、謎の女が侵入し怪しい儀式を行う。
すると何処からともなく謎のモンスターたちが出現し、誕生パーティは血祭りパーティと化す!!!!

ソフィーは怪物が子供の頃は母親に読ませてもらった本に載ってた怪物と同じだったことを思い出す。
そしてその怪物に、ソフィーの母親は殺されていたのだ。
ソフィーと生き残った一行は母親の遺した情報を元に怪物達に立ち向かう!!!



邪悪な儀式で召喚されたモンスター軍団と女学生達が血みどろ大バトルを繰り広げる、スプラッター・モンスターパニック・コメディ!!!

原題のママではありますが、ゲオ限定で絶賛レンタル中な本作。
ゲオの先行レンタルで見かけた時はそこまで気にしなかったが、何やらスプラッターでクリーチャー満載な映画と聞き、興味が湧いたのでレンタル!!!!

序盤は誰が誰だかわからず、正直混乱するしそこまで面白くない。
(ただ、パリピを嫌がる主人公を親友が庇うシーンはちょっと良かった。百合的な意味でw)

しかし怪物が召喚されてからは血みどろでB級テイスト満載なハイテンションパニック展開に突入!!!
着ぐるみ感満載ながら怪物やクリーチャーの造形はハイセンス。
虫みたいな怪物から殺人鬼みたいなヤツ等バリエーションも豊かで、出し惜しみなく披露し血みどろな大暴れしてくれるのが良い。

更に見事なスプラッター描写で無駄な連中が死にまくり!!!
特に最初の大殺戮劇はゴアホラー的には超高ポイント!!
怪物の力の入った造形も相まって血みどろグチャドロな展開は見応えあり。

後半は登場人物が絞られるためか、内容もすっきりと観やすくなる。
追加補充される人も殆ど死に要員&ゴア要員という潔さ。
怪物側の目的が明かされてゆくパートも観ていてワクワクするし、クライマックスのモンスター達との大(?)バトルも勢いがあって盛り上がる。
話自体はそこそこ真面目だが、要所要所のギャグシーンも意外に滑っておらず、良いアクセントになっていた。
(個人的にはあのディルド潰しのシーンで「キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ」を思い出した。w)


正直、内容自体は大味だし、倒し方の分からなかったモンスターも割とあっさり倒せるので緊張感とかは皆無。
クライマックス戦い方なんかもう見事なまでのごり押しwwww
そしてやっぱりチェーンソーかwwww
中盤、割と緊張感を出そうとはしてるが、全く出せていないのは少々残念。まぁこんなB級ホラーにそんなもん要らへんのやけどね。w


荒っぽい所はありますが、ひたすら80年代のホラー映画感に拘った、スプラッター&モンスターホラーな秀作!!!
80~90年代のB級ホラー好きには、是非ともオススメ!!!!w