ストーリー的ネタバレじゃないけど、法廷モノとしての〈勝敗〉だけには触れるので、ソレも知りたくない人は読まないで下さいな。
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『もうコレ史実だろ!』と無茶苦茶な事を言いたくなる程に凄いフィクション作品だったなぁ、と。
事前情報一切ナシで観たけど まぁ察しの良い人なら何が根底にあるかは予想がつくだろうし、予告すら観てなかったワシでもあの名銃が出た時点で確信したので
「こりゃ重いな、多分。」
と覚悟を決めたワケだが…
《しっかりと法的サスペンスとして熱い!》
ココが見事なワケで。
決してスピーディーでも無ければ畳み掛ける程の攻守交代が繰り返されるでもなく、謎解きだって予想外の方向に走るワケでもないのに
『クライマックスにカタルシスすら生み出すとか、もうこれナンですか!!?』
言いたくなるぐらいですよ。
ソレすなわち あまりにも強烈で"察する"なんて言葉すら迂闊(うかつ)に言えない過去の行為や、とある抜け道のエゲツなさがあるからこそなのだけど、普通ならこういうのって観てて終始
「シンドいわぁ〜。あ〜シンドいわぁ〜。」
ってなる事が多いのに、かたやクドくない程度にしっかりと個性的に描いた弁護側のチーム結成とかエンタメ要素も抜かりナシで、下手すりゃ直視もキツくなりそうな中身なのにしっかりと前のめりで観たくなる様に作られている。
もうね、クライマックスは
『涙浮かべながらガッツポーズ(小)』
ですよ、エエ。
サスガにロッキーばりの全力ガッツポーズはしないけど。話が話だから。
でも(小)はするってw
もちろんそんな「やったぜ!」気分で終わる映画じゃないですが。
何とも言えない気分にはなるけど決して観てる側に重苦しい物語を叩きつけて終わるだけじゃない、
《エンタメと重いテーマ性を絶妙に絡めた非常に良く出来た作品》じゃないかと。
正直ただ重いだけだったらココまでスコア高くしなかったと思う。
メンタル参るぐらいハードなのにアガるんだよ!
最後悲しいのにグッとくるんだよ!
スゲェよコレ!!
中古でDVD見つけたら絶対買うわ!
(↑新品じゃねぇのかよ!)