なつ

コリーニ事件のなつのレビュー・感想・評価

コリーニ事件(2019年製作の映画)
3.8
原作の“正義”というテーマに惹かれた。
我々が普段正義と呼んでいるものが本当にそうなのか、ということについて。
この作品は、“良心”についての物語で、正義のために立ち上がることが人間として最も根元的な義務であることを示している。
そして、いつだってその闘いには意味があるということも。
ーーマルコ監督談ーー

この監督の言葉が全てかなぁ。
犯人はわかっていて動機は?で物語は進んでいく。所謂、半落ち状態…
この作品をサスペンスと捉え、動機ばかりに、気をとられる見方は勿体無い。
原作者の略歴、生まれ、この原作者でなければ絶対に執筆出来なかった、生まれなかった作品なんだな。
観ててふるえてきた。

ドイツの闇、ドイツ国民は永遠にこの問題と向き合い続けないといけないんだろうなぁ…。

仕事帰りに寄った映画館。
斜め前に、仕事仲間が座っててビックリ!
良かった、これ観た後に色々感想を言い合いたかったから。そんな映画。
(最初はシネ友さんを誘ったけど時間合わず……で、別の仲間を発見するというラッキー)
なつ

なつ