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コリーニ事件のgorgonzolacocoのレビュー・感想・評価

コリーニ事件(2019年製作の映画)
3.2
今も自分たちの過去の過ちに向き合い新しい作品を作り続けるドイツ人。脱帽。

大企業の社長を殺害したイタリア人の弁護を引き受けた新米弁護士。実は被害者は自分の恩人だった。黙秘を続ける容疑者の動機を調べるために、イタリアへと向かう。そこで恩人の過去の残虐な行為を知ってしまうのだった。

ナチスの内部で人命を軽んじながらも、権力者によって抜け道が作られ、罰せられることなく成功者・人格者となる。その殺害された人物がなぜ主人公には優しく父のように接したのか?という疑問は残るが…。

恩人であっても罪は罪、と割り切る弁護士の意志の強さ。
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