にっしー

コリーニ事件のにっしーのレビュー・感想・評価

コリーニ事件(2019年製作の映画)
3.8
冒頭でいきなり殺人事件発生
被害者はホテルのスイートルームに滞在していた、人格者で尊敬を集める事業家、マイヤーさん
顔を三発も撃たれ、踏みつけられて頬骨が折れている酷い殺され方…
犯人は血の足跡を付けながらロビーまで歩いて行き、従業員の女性に殺人を告げる
逃げも隠れもしないが、黙秘して何も語らない

弁護士になって3ヶ月の主人公、ライネンが国選弁護人として、被告のイタリア人、コリーニの弁護をすることになる

被害者のおじいさん、弁護士のライネンにとっては子供の頃から面をみてくれた恩のある人で、優しい笑顔の好々爺
差別的な物言いをする孫を嗜めて、孫とライネンは親友と呼べる程の仲であったが、、、

黙秘を続けるコリーニが、あるきっかけでライネンの問いかけに応え、そこから少しずつ真相に迫っていくが、法廷で明かされる事実がなんというか、やるせない
ライネンでなければたどり着かなかったであろう、ドイツにとっての不都合な真実

第二次世界大戦の敗戦から70年以上経つけれど、ドイツは自らこんな映画を作るのか、すごいな!

ただ、ストーリーに関係ないボクシングのシーンとか、なんやかや詰め込み過ぎて消化不良な感も💦
総括すると面白かったけど
にっしー

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