なんて切ない…でもとてもとても綺麗な作品でした。
題材は世にも有名な「江島・生島事件」。
大奥御年寄らが歌舞伎役者と遊興に励み、大奥門限に遅れたことから、大奥内の規律の緩さが市中に知れ渡ることとなり、関係者が処罰された事件。
そこまでが史実だが、そこに江島・生島が真に愛し合っていたのでは、というフィクションを混ぜあわせたストーリー。
このようなフィクションはよしながふみ作の男女逆転大奥でも取り上げられていたし、なかなか有名な物語。
なので事がどう運ぶのか、どのような顛末になるのかはわかって観ているのですが…それでもこんなに感動するなんて😢✨✨
江島も生島も、お互いに惹かれ合う事が破滅を意味するとわかっているのに、江島には月光院という命に代えても守りたいものがあるのに、それでもどうしようもなく惹かれ合う二人を見ていると感動が止めどなく押し寄せてきてしまいました💦
遂に二人きりになれたシーンは、セリフの一つ一つ、映像のワンシーンワンシーンがあまりに綺麗で、ここに残しておきたい気持ちもすごくあるのだけれど、あの場で一つ一つ噛み締めながら感じないときっと意味がないから書きません！！
でも、「あなたの誠を信じます」の一言に込められた想いに涙が溢れました💦
"たった一夜の記憶でも、もう余生となってもよいと、そう思えるほどの恋をしました"
素敵な素敵なセリフ。忘れたくない表現だなぁ。
期せずして良い作品に出会えて幸せ♡
そしてこんな安めのことを言うのも憚られるけれど、生島新五郎を演じた西島さんの美しいこと！！
多くを語らないし、終始物静か。
でも目が！目で語るんですよ！
江島への気持ちを！色っぽさも満載で、儚さもてんこ盛りで、あぁ〜素敵でした♡
