つばさ

六ヶ所村ラプソディーのつばさのレビュー・感想・評価

六ヶ所村ラプソディー(2006年製作の映画)
3.4
青森県六ケ所村に核燃料再処理工場があるのをご存知だろうか?
福島原発が警鐘を鳴らしたように、原子力発電=危険・廃止すべきと考えてしまう。だが、六ケ所村の多くの人はその危険を分かっていながらも、核燃料を再処理する工場を誘致する件について推進派が多数を占める。

なぜ、彼らは再処理工場の誘致を推進するのか⁉︎
彼らを簡単に責めることはできない。その事実についてドキュメンタリー方式で描いた作品。

昔の六ケ所村は過疎地域で、畜産や漁業以外に産業は乏しく、冬になると東京へと出稼ぎに向かう村民も多かった。しかし、今や六ケ所村は、全国有数の豊かな自治体となった。1人当たりの村民所得は年1364万円になった。青森県の平均237万円の6倍近く上回る。

村民の多くは口を揃えてこう言う。
「仕事がないのも困る」

リスクがあるのは、分かっている。しかし、このままでは最低限度の生活を営むことができない。
だから、彼らにとってはそれが合理的な選択なのだ。しかし、全体にとっては非合理的な結果を招く。まさに、社会的ジレンマが発生してる。

このような現状を助ける別の手段を国が考えるべきだったのではないだろうか?
これも浅はかな考えなのか。

今は国からの補助金が増え、雇用が促進され、所得が増加してるかもしれない。しかし、この結果、不利益を被るのは彼らもしくは未来世代である。

今が良ければそれで良いのか。

今後どうなるのか動向が気になる。

まずは、興味・関心を持とう。
無関心でいることは原子力発電を賛成してるのと同じとこの映画では語られる。