このレビューはネタバレを含みます
CGも見事で、世界観もストーリーも独創的ですごく好きでした。
特に人間を作ったと言う土偶的なキャラクタとの会話で明らかになった、
人間が「人間を作った存在」を超えて、世界を描き直したように、今度は
「人間に作られたAI」が人間を追い抜く番になった、というこの設定も、
AIを機械的、現実的なものでは無くて、
神秘的、スピリチュアル的な得体の知れないものとして扱わせる流れをスムーズに納得させてくれる魅力的な設定だと思いました。
あとは使っている科学的なワードも冷めるようなものが一切なくてすごく良かったです。
よくSF映画で数学、物理などにまつわる話になったときに使い方があってなさそうな法則とか方式とか、違和感が残るような変な用語みたいなのが出てきてなんか冷めちゃうってことがあるのですが、この映画は全くそれが無くてすごく良かったです。
YouTube にある米国のSF専門プラットフォームDUSTで公式で観られるのを知らなかったですがたまたま見つけれて本当にいい出会いになりました。