女子高生の極々私的な内面を映し出す。
おばあちゃんが作ってくれた古ぼけた弁当を友達にいじられ、みんなの前で弁当が食べられなくなり、トイレでご飯を食べるようになる話。トイレで弁当食べる演出は2014年残響のテロルでも見られ、なんら珍しくない。
若年期特有の自意識の切り取り、そこからの脱皮。
ラストシーンの尻切れとんぼ感は否めないものの、丁寧な作り込みに見入る。
ただ、こうしたスクールカーストや女子高生ものは自主制作映画の中では食傷気味。簡単に言えばありがちな話題と設定。
ヒロインの女の子の佇まいすき。