ぽち

レッド・ホークスのぽちのレビュー・感想・評価

レッド・ホークス(2018年製作の映画)
1.0
ここまでストレートにプロパガンダしているとかえって潔い。

普通は観た後に「おや?これって意識操作をしようとしているプロパガンダ作品か?」と薄々気付くもので、この程度が一番効果的。

でも今作はスポコンのノリで「俺たち最高~!」「正義の軍隊だから悪者殺し放題」とあからさま。
ほとんどギャグの領域に入っていて、熱く語れば語るほど笑いにつながってしまうと言う感じだ。

まるで二次大戦中に作られた戦意高揚作品のよう。
プロパガンダというような高度な物ではなくトルコ軍CM映画だろう。

オープニングのテロップからもう笑いを取りに来ているのは凄い。
「本作は事実を基にしているが、登場人物・出来事などはすべて架空のものである」
え?ちょっと何言ってるか分からない。

爆発は派手で戦隊物のようにテンションが上がるが、なぜか着弾や銃口の火と煙をCG処理していて凄い違和感。

今作を観て「トルコ軍すっげー!、憧れちゃうな~」なんておめでたい人はまずいないだろうから、プロパガンダには失敗しているわけだが、ポリシーとして「映画の政治利用」が許せないので最低点をつけさせていただく。

でもかなり笑える作品なので観て損は無いかな。
ぽち

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