いくつかの片想いといくつかの「ありかとう。でも、ごめんなさい」、そして最後は…
今泉監督らしくそれぞれの登場人物とその日常が丁寧に描かれていて、豊かな映画だった。じんわりと、よい。
うまくいかない片想いも含めて、誰も後ろ向きにならないところ、
既婚ながら心動いてしまった女性や同性に恋する女性が出てくるけれど、決して否定されないところ、
舞台挨拶での言葉を借りれば"優しく寄り添うお話"、優しい世界だった。
そして、観終わったら昔ながらのしょう油ラーメンを食べたくなる作品でもあった。
（おっちょこちょいでかわいげのあるイケメン田中圭がおしゃれ花屋を営んで激モテ無双するだけの話でもある）
この日は舞台挨拶で監督と女優さんの貴重なお話が聞けて、満足。さらに浅草の太陽でラーメンと餃子を食べて、大満足、な１日ではあった。
（その後、浅草で飲んで、地元で飲んで、酒浸りだった…）
・ラストシーンの花束はどんな意味だったんだろう。僕には夏目から木帆へのYesに思えたけど…
・夏目がバラを１本１本包装し続けるエンディングが秀逸
