ジエノー

長生ノスタルジアのジエノーのレビュー・感想・評価

長生ノスタルジア(2019年製作の映画)
3.7
門真国際映画祭にて観賞。
監督のお話も聞けて感激です。

最後がいいんです。

長生村(ちょうせいむら)は千葉県の海沿いの村。
そこで育ち高校時代放送部だった女性主人公と相棒とその片方の旦那等等のお話。

村のプロモムービーなのですが長生村の方々は「何も自慢できることはない」というお話だったのでストーリー仕立てにしてそこから興味を持っていただけたらなという仕組みになってます。

高校卒業してテレビのCM作るでと意気込んで都会の放送局に勤めてた長生村出身の女性主人公とその旦那が長生村に移住(?)帰省(?)します。
帰省を聞きつけた主人公と放送部が一緒だった相棒の女子から電話がかかってくるも主人公は電話に出ず、、、

色々巡るんですよ。
菜の花畑、普通の畑、合鴨を使って育てた無農薬の米、夜の夏祭り、ながいき祭り、等等。

一通り終わって↑の名産物のシーンが軽く流れるんですよ。
なんの気無しに流されていたシーンは実は長生村の特産品、特徴だったんです。
おお、なるほど!有るやないか!と。
そしてそれに気付く主人公。

“なんでもないようなことが〜幸せだったと思〜う〜♩”
でした。

プロモなのにプロモ臭さゼロの良くできた作品です!
これは村役場で大画面でずっと流しておくべき。30分くらいやし。
ドラマかな?と思ってたら長生村のプロモでしたって腰抜かしますよ。

無添加すぎ。
青春ものを撮って欲しい。
ジエノー

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