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失くした体のクソレビュアーのレビュー・感想・評価

失くした体(2019年製作の映画)
4.5
話筋としてはよくある閉塞感からくる物語にだが、そこに片手が主人公であることで「よくある話」ではなくなっている。
さらに片手が旅するという出落ちではなくそれこそが失い続けるだけの主人公が最後まで与えようとするという重要なモチーフになっている点が素晴らしい。
それに加えて登場人物の感情のリアルさや演出のうまさ、アニメーションであるが故に見ていられるファンタジーさなど良い点は多い。