残り寿命がわかるというアプリをインストールしてしまった主人公らが、残り短い寿命をどうにかしようとするお話
そもそも大前提のお話になってしまうのですが、このアプリあるいは作中に登場した死神もしくは悪魔の目的は一体なんだったのでしょう
命あるいは魂を刈り取ることが目的ならば全員短くすればいいのに残り30年や60年という人もざらにいますし、残り寿命はわかるけれども変える力はないとしても、わざわざ知らせる必要はないのです
しかもこの残り寿命に逆らおうとすれば警告の通知を出し、プログラムから書き換えようとすれば無効化し、そのうえ魔法陣の中に身を隠してもあの手この手で外に引っ張り出そうとする…その力があるならアプリなんて使わずとも殺せるでしょうに、人智を越えた存在の考えることはよくわかりませんね
ストーリーや主人公らはそれほど面白くもありませんが、悪魔について傾倒してしまった神父の存在やスマホショップのおっちゃん、そして律儀にも用意された「利用規約」の存在が面白かったです
まあ確かに「利用規約」がなかったらストアから消されてしまいますもんね、アップルはそのへん厳しそうですし
