まおう

キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱のまおうのレビュー・感想・評価

3.0
ロザムンドパイク主演のマリー・キュリーの伝記映画。彼女の半生と彼女の偉大な発見による功罪を時間軸を移動しながら描く。

新元素発見までの道のりは化学のテストで常に赤点を採り「らじ…うむ?」みたいな私でも興味をそそられ、映像として理科の授業教材に使っても面白いのでは?と思うほどテンポが良い。
しかし、突如挿入される謎のスピリチュアリズムとコンテンポラリーアートが融合したような映像や展開、彼女の発見を原爆やチェルノブイリに絡める描写、そして彼女の恋愛スキャンダルを取り入れた脚本は正直何を主軸にしたいのか、何を一番に主張したいのかさっぱりわからないとっ散らかった内容になっている。
ロザムンドパイクの熱演が素晴らしいだけに残念。
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