西田千夏

ロストガールズの西田千夏のレビュー・感想・評価

ロストガールズ(2020年製作の映画)
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凶悪犯罪が起きても、
警察は全く平等に事件を扱ってくれない。
「売春婦だから自業自得だ」の協力的ではない態度が非常に良く分かる内容でした。

未だ犯人は逮捕されてないということで、
もしかしたら今日もロングアイランドの
どこかで殺人をしてるかもしれないし、
本作を見てるかもしれない。

はたまた協力的でなかったことから
警察の中に居るのかもしれない。

明確な犯人が描かれなかっり、
何かと腑に落ちない、
言わば大半の人が嫌いな終わり方であろうが
実話を基に作られた作品であるのに、
犯人を勝手に作って終わらせてはいけないと私は思うので、この作品はこの終わり方で良かったのでは無いかと思う。

警察がもっと協力的になって、
責任を感じて捜査に当たれば重要な
証拠だって逃したりすることはなかった。

通報から10分で来られる距離を
1時間掛けて来るという始末。

これでは「警察なんて」と言われても
仕方ないと思う。


被害者の嘆き、警察の無能さを
取り上げながら、
実際に起きた事件を被害者目線で描いていく作品です。