社会のダストダス

仮面病棟の社会のダストダスのレビュー・感想・評価

仮面病棟(2020年製作の映画)
2.5
ここ1年で何度目かのやばいピエロのお話。3月公開の映画がいろいろ公開延期になったりという中で、もともとノーマークだったこの作品を鑑賞。原作があったことも知らず、正直全く期待してなかったが意外と面白かった(失礼)

一夜限りの当直として田所病院にきた医師の速水(坂口健太郎)は、病院にやってきたピエロのお面の凶悪犯の立てこもり事件に巻き込まれる。ピエロは逃走中に撃った少女・瞳(永野芽郁)を連れており、速水に治療するよう命令する。職員や患者と共に監禁される中、不可解な出来事に遭遇していく。

元精神科病院というおあつらえ向きの舞台設定。大勢の患者が入院しているが、ストーリーにかかわる登場人物は絞られているのがよかった。仮面病棟というタイトルはピエロにも舞台となる病院にもかかっていたということか。
個人的にはピエロが最初からそんなに悪い奴に見えなかったので、ハラハラ感はあまりなかったかも。でも、病院の謎は思った以上に闇深くて楽しかった、院長が高嶋政伸さんではハナからクロだと決まったようなもんだが。