さつまいも

映画 ギヴンのさつまいものレビュー・感想・評価

映画 ギヴン(2020年製作の映画)
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んんんん短い!!!!!1時間で終わらせなきゃならなかったのか?3時間くらい尺とってくれて良かったんだよ…?

Netflixで見たアニメがとても良かったな〜と反芻してるところにWOWOWさんが放送してくれたのでためらわず見ました! 

とにかく春樹さんが可哀想というか、自分だけ凡人という劣等感や、好きな人に振り向いてもらえない寂しさをずっと抱えてたのに…あんな乱暴に秋彦に迫られて……見てられなかった

秋彦!お前ヒモの天才か⁈みっともない姿もかなりあって「お前なぁ…」と思わず突っ込みたくなるだらしなさに呆れるも……雨月が大好きなんだよね………そんな秋彦も雨月への想いが苦しみに変わり始めて、まあ皆さん苦しい状況。そんな中、立夏と真冬は安定期に入ったようで流石の惚気を見せていただきました^ ^

雨月も「音楽を極めるなら秋彦と離れるべき、でも秋彦のことが大好き」という気持ちに白黒つけられないため、秋彦にその選択を任せようとしている優柔不断さ…この不安定な感じが、より一層秋彦を魅了して止まないのかな

とにかく不器用な男たちの、苦しいけど、それでも「また恋したいな」と思わせてくれる素敵なお話でした!だけど短い!もうちょいみんなを掘り下げてほしい!これは原作の漫画を読んでる人向けの映像化だったのかな?と思うほど話の進みが早くて、感情を追いつかせるのに必死でした。原作読みたい!

でもやっぱりギヴンと言えば歌!連続アニメ版の主題歌「キヅアト」も劇中歌「冬のはなし」も素晴らしかったので、期待値が最高の中、ちゃんと納得できる素晴らしい曲でした!「君がいなくても生きていける それが僕は ねぇ悲しい」が彼らの気持ちの全てですかね…大好きな人でも離れてしまえば案外慣れるというか、そんなことで生活がお終いになるほど人間って弱くないんだよね、それは真冬が1番わかっていること。由紀が死んであんなに辛かったのに、ちゃんと生きていけるんだよ、それは良いことのはずなのに、たまらなく寂しい…

真冬は立夏という新しいパートナーを見つけて、由紀の愛していた音楽に自分も真正面から向き合って、それが彼なりの弔いなのかもね…
そしてそれを秋彦や雨月に「共鳴」させる曲。どんなに暗く長い夜も、必ず明ける。聞き慣れた、使い古された表現だけど、真冬の歌詞として聴くとやはりジーンとクるものがありますね…

とにかく短い!1時間で終わらそうとすな!生き急ぐな!私たちはいつでも待ってるから!納得いく長さと密度でまた続編作ってくれよな!待ってるぜ!!!!
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