橘

ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間の橘のレビュー・感想・評価

3.7
福岡レインボー映画祭2020にて。

Xジェンダーという性自認について知ることが出来ました。理解を深めるにはまだまだこれからですが。
このみさんの包容力に救われた作品だったなとは思いました。正直、インタビュアーさんの質問は、何故そういう質問が出てくるんだろうと感じられるものが多かったです。浅いというか的外れというか……
八代さんや中島さんの生き方も知ることが出来て…皆さんそれまでには苦しみもたくさんあったでしょうけど。

このみさんが、空さんから空雅さんに戻ったところは丁寧に描かれていたのですが、それからのこのみさんが突然だったのでその間どういう思いがあったのかをもっと知りたかったなと思いました。
でも、ラストのこのみさんがすごく柔らかい笑顔で、素敵でした。
橘