YosukeIdo

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男のYosukeIdoのレビュー・感想・評価

3.9
なかなかズシッと来る一作。

これどうなるんだろう、と思って観てたら、まさかの現在進行形の裁判のお話でした。

マーク・ラファロはゾディアックといい、社会派が似合いますね。
本当に社会の芥に飲まれてる雰囲気を感じます。

ティムロビンスが演じた主人公の上司役が格好いいですね。
最初は主人公の前に立ちはだかる壁的な存在かと思ったら、大企業相手の裁判のために部下に発破をかけるなど、正しい倫理観を持った方のようでした。

こういう作品に脇役で出ようと思えるアン・ハサウェイが好きです。

最後の方に行くにつれ、敵の顔が見えなくなる感覚がありました。
大企業ゆえの特徴なのかもしれませんが、観てるこちらがそこはかとなく怖くなるというか、拭いきれない絶望感を感じさせてくれます。

少しの希望を感じさせて映画は幕を下ろしますが、デュポン社相手の訴訟で主人公の人生や家庭が壊れてしまわないことを願うばかり。
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