PANDADA

スターゲイトのPANDADAのレビュー・感想・評価

スターゲイト(1994年製作の映画)
2.0
1928年、エジプトのギザで謎の文字が刻まれた石輪が発掘された。異端な考古学者ダニエル・ジャクソンが仮説を提唱し、実証したところによると、それは遠い銀河のとある惑星につながる門、「スターゲイト」であった、、、的なお話。

壮大な設定の割にみみっちい感じが拭えないやや残念な作品。

ローランド・エメリッヒ監督が長いこと温めてきた企画だそうです。
なのに、セットが単調なんですよね。
砂の都市と、ピラミッド風建物の内部しかないんですよね。
エキストラはいーっぱい出てくるのに、ビジュアル的にキツいというかなんというか。
壮大な設定なのに、舞台が矮小化されてしまって、展開もそれに応じてかなり簡素ですよね。
何かさまざまな苦労の上で謎を解いたわけでなく、案内された遺跡の象形文字読んだら全部わかる!、みたいなご都合主義的な展開はあんまり好きじゃないですね。

最後も、あんな終わり方にするなら、なぜ最初からそれをしないのか?という素朴な疑問が(笑)。

ラーの側近的なやつらの被ってる、めっちゃメカニカルなホルスやアヌビスのお面とか、手に持ってる電撃杖とか、小道具は最高にカッコいいのになぁ。

キャスティングは悪くないんですが、
キャラ設定がよくわからないですよね。

冒頭の方で、ダニエルにキャサリン博士が説明を入れるのを、なぜか止めるオニール大佐。
いや、だったら最初からダニエル呼ぶなよ。。。
そこで止めたら来てもらった意味ないじゃん。。
子供が銃を触ることにトラウマのあるオニール大佐。何度かトラウマ的なシーンは入るのに、自然と受け入れられるようになっていってしまい、だったらこの設定意味ないじゃん?みたいなのもあります。

壮大な設定と矮小な展開、
素晴らしい小道具と単調な舞台、
芸達者なキャストと意味不明なキャラクター設定。
そういった二律背反を楽しめたり、気にしなければそれ内に面白いのかなぁ。

私には合いませんでした。。。
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