狭須があこ

スターゲイトの狭須があこのレビュー・感想・評価

スターゲイト(1994年製作の映画)
3.3
アトラクションですねぇ。これは。
ひっそりとディズニーが出してる系の実写シリーズっぽい

エジプトとピラミッドの謎には、こんなSFが隠されていたんだぜ!という、そういうストーリーはもちろんワクワクするけども、メインキャラ以外のハリボテ感がスゴイ
「ぼくら」と、「敵」と、「群衆」。
語彙がなくて申し訳ないんだけども、とくに「群衆」の「群衆」感がスゴイ
めっちゃワァー!って言いながら蜂起する群衆たち。

あと戦闘のときに、緊迫感のある曲ではなくアップテンポの興奮系の曲で盛り上げて来るので、イヤ楽しいんだけども、なんかお客様感がありました。そーいうとこを実写ディズニーっぽいなと思った
「帰れない!」「死んじゃう!」「どうしよう!」というアトラクションが降りかかってきてる感

変人ドジの天才博士も、序盤は「みんなお昼ご飯に行ったの?」とかトンチンカン喋ったり、パソコンの画面にマジックで図を描いたりなかなかの奇人ぷりを発揮してたのに、途中からストーリーのジャマにならない程度にしか奇行をしなくなってしまった

途中思ったんですけど、ツッコミできる人間が居ないんですよね
軍人コスチュームの渋い角刈りカートラッセルは確かに有能でカッコいいんですが、変人博士に対しては、基本的にはあの綺麗な目で様子を見てるだけでほぼ放置プレイ

この、相棒ポジションにいるべき人に博士の奇行を止める気がないので、そりゃあこの二人でストーリーを進めるには、変人も自発的に大人しくなるしかなかったんでしょうな。手綱を握る人間が居てこそ、変人は自由に輝ける気がする。
多分この映画、主役二人の相性がわるいのでは

カートラッセルのファンから見所を言うと、群衆と意志疎通はかろうとするカートラッセルかわいかったです
めがねの…科学者の…うーんと…わかんないよなぁ~
後半はわりとスネークぽかったよ
狭須があこ

狭須があこ