くらた

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来のくらたのレビュー・感想・評価

4.7
2020.11.11 TOHOシネマズ新宿

はちゃめちゃに最高だった
今年1番の映画
シャオヘイかわいすぎて涙出た
とにかくかわいくてかわいくて涙出る
キャラデザ最高、ストーリー完璧、笑いどころあり、アクションめちゃすご、癒し満載
とにかく癒される
3時間ヘッドスパするより癒されると思う
こういうみんながみんな自分の正義を貫くキャラなの大好き
誰が悪いとかそういうんじゃないよね、みんながみんないろんな想いがあるよね


2020.11.13 TOHOシネマズ新宿 MX4D

友達誘って2回目

シャオヘイもムゲンもフーシーもナタもみんなかわいい幸せ
フーシーはフーシーなりの正義で悪人じゃないって思ったけど2回目よくよく観たら戦闘シーンで死ねー!とか言ってて悪人かどうかはさておき完全に悪役だった
自分が居場所を奪われて苦しい思いをしたのにシャオヘイの命を奪うことには躊躇しないフーシーは結局のところフーシーが憎んだ無慈悲な人間たちと同じだよね
冒頭のシャオヘイとフーシーの初対面のときの荒っぽい人間達もフーシーが操ってたんだろうし自作自演で人間は悪!妖精は仲間!ってシャオヘイの能力目当てで自分の思想を洗脳して結果協力させようとしていたし

その辺、ムゲンはシャオヘイに対してフーシーのことを悪く言わなかったし、ただただシャオヘイの中の善悪の構築過程に対してすごく配慮してたのが印象的
ムゲンは自分の思想をシャオヘイに押し付けることなく、シャオヘイにきちんと選択肢を与えていた
何が善で何が悪で…っていうのはその時々の立場や状況によって変化するし、誰かの善は誰かの悪だったりするから…

とはいえ館のいう人間との共存って結局妖精側からしたら譲歩ばかりに感じる
かといってそもそも大多数の人間は妖精の存在すら知らないのだから、人間側に譲歩を求めるのは無理な話
妖精の存在を認識していないから、妖精から何かを奪っているという感覚もないわけで。
お互いが納得できる落とし所を見つけたいのであればそもそも妖精側の存在を明かすべきだと思うし、存在を明かさないのであれば妖精側が譲歩するのも仕方がない気がする

ただ、こんなハイテク社会になる前の、自然を大切に崇めて自然の猛威を知っていたひと昔の時代のことを、(人間がいても)楽しいこともあった的な発言したフーシーの気持ちを考えるとつらい
存在を明かさずとも、昔の人間は自然と神とか妖怪とかとして妖精の存在を感じていたはずなのに…って

そして、シャオヘイは自分の居場所を探していたけど、見つけたのが ”場所” ではなく ”ムゲンの隣” っていう、気持ちの場所っていうのが最高に最高だった
ムゲンとシャオヘイのセットが愛おしすぎる…

フーシーも故郷という場所に拘らず、仲間との関係性自体が自分の居場所であり故郷だと思えてたら…と思わずにはいられないけどまぁ無理だよね


八百万の神の考え方ってやっぱり素敵
気付いてなくてもどこにでもフーシーのような妖精や神はいるのかもしれない
だからこそ色んなものに感謝して与えられているという自覚を持って生きていくべきなのかも

あと、ムゲンがシャオヘイの名前聞いたときに心当たりあるような顔して、ムゲンの霊域でシャオヘイの手に触れて違うか…ってなってたの、伏線ですよね!?!?!?!?続編を希望します!!!!!!

割と無理に友達誘ったから友達の評価聞くのが怖かったけど、最高に最高だった誘ってくれてありがとうって言ってくれたから本当に良かった隣に座ってた知らんおっさんは上映中寝ちゃってたけども
たくさんの人に観て欲しい!!!
くらた

くらた