メインビジュアルがつまらなそうなソシャゲに見えたので（失礼）、劇場には行かなかったんですがレンタルで鑑賞。思ってた以上にキャラクターが素晴らしく、それぞれの思惑のぶつかり合いが切なかったですね。
人間たちにより自然が破壊され妖精たちは居場所を失ってしまう。森に住んでいた黒猫の妖精シャオヘイは同じ妖精のフーシーに助けられて島へ移るが、島にやって来た執行人の人間ムゲンに捕まってしまう。フーシーたちがシャオヘイを奪還しようと作戦を敢行する中、シャオヘイはムゲンと共に人間と妖精たちが共生する会館へ向かっていた。
まずアニメーションのクオリティがものすごく高いです。アクションシーンはドラゴンボールのような高速移動ですが、そこに能力系を取り込んだことで見たことない映像になっています。意外とこのバランスの戦闘って無かった気がする。音の緩急の付け方も上手いと思う。
そしてキャラクターがみんなイキイキしてますね。主人公のシャオヘイが可愛いのは言わずもがな。これは満場一致だと思う。あらすじを見ていなかったためヴィランに少し驚いた。いや…これは悪役や敵役という言葉では表せませんね。まさしく正義同士のぶつかり合いでした。
自分はあまりアニメの芸能人起用は気にならないですが、しっかり声優で固めてくれたのは好印象。本職の声優以外だと宇垣美里さんがゲスト出演していますが、声の仕事をしているだけあって上手でしたね。ああ…
『ゴジラvsコング』のあの人の吹替を思い出して頭が…。てかあの人も声の仕事やんけ！
これは個人的なことですが絵柄がちょっと好みから外れていました。アクションシーンが素晴らしいと言いましたが、ジブリっぽいイラストでド派手なバトルをやると少し笑ってしまうとこはありました。ちなみに話は『もののけ姫』や『平成狸合戦ぽんぽこ』と通じるものがありますね。全体的にはかなりクオリティが高いです。日本のアニメも良いですが今後は中国のアニメも目が離せませんね。
