このレビューはネタバレを含みます
何よりまず人間は妖精を認識しよ
話はそれからだ
「人間に妖精だと絶対バレないようにすること」が共生と言うのかどうかずっともやもやしてしまってもう無理だった……有事の際は妖精側が人間を全力で助けて(災害の原因が妖精だからってのは多分にあるだろうけど)人間は自分の行いのツケを一切払わない非対称性とか
うっかりフーシーに肩入れしてしまったのが運の尽き。そう私はXメンでマグニートーに肩入れする人間。
「彼が悪い人かどうかシャオヘイの中で答えは出てるだろ」とか言いながら「お前は間違ってる」と一方的に断罪されるのも無理。フーシー側の描きこみが少ない(仲間たちもほとんど活躍しなかったね…悪者として以外…)非対称性も無理。
動きの細やかさ、色彩やデザイン、演出、撮影のダイナミズム等、アニメーションのクオリティとしては本当に本当に素晴らしかったです。
ちなみに点数が無いのはつけられないほど酷いと言う意味ではなく、「作品としてはちゃめちゃ素晴らしいのはわかってるんだけど個人の宗教上の問題で冷静に点数をつけられない」の意です。