このレビューはネタバレを含みます
さっきレンタルDVDで見ました。
「リフレクション」と同じく携わったウクライナ人の「ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督」により製作されたユートピアとディストピアのフィクションと終末論的フィクションを織り交ぜて描いたドラマ映画です。
ロシアとの戦争の終結から1年後の2025年に戦争で家族を亡くし､唯一の友人も失った孤独な主人公セルヒーが､兵士の遺体発掘､回収作業に従事するボランティア団体の女性との出会いをきっかけに､自らが"生きる意味"と向き合っていく様を描いたドラマ映画です。
「リフレクション」で主役を演じたウクライナ人の男性が本作で同じく主役を演じてて､この「アトランティス」で生きる意味を見つけた彼がボランティア団体の1人の女性との出会いのきっかけで彼の生き方が変わっていき、女性との愛の芽生えが咲いていったんやなって理解出来ました🌟🌟🌟🌟🌟
これが本作の「ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督」の愛の尊さと美しさをサーモグラフィー・カメラで鮮烈に描きに映し出した表現なんやと分かりました。
受賞
2019年に開催された第32回東京国際映画祭のコンペティション部門にて上映され、審査員特別賞を受賞
2019年にトロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールドシネマ部門で上映された。第76回ヴェネツィア国際映画祭で、この映画はホライゾン部門の最優秀映画賞を受賞した。第93回アカデミー賞の最優秀国際長編映画賞のウクライナのエントリーに選ばれたが、ノミネートされずに終わった惜しい傑作中の傑作な映画です。まだまだマイナー過ぎる映画ですが､いずれ認知度が高くなると思います。
