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湖上のリンゴのlpのレビュー・感想・評価

湖上のリンゴ(2019年製作の映画)
2.2
東京国際映画祭にて鑑賞。

コンペ9本目はトルコの『湖上のリンゴ』。
2017年にトルコを代表する映画監督の1人、セミフ・カプランオール監督の『グレイン』がグランプリを受賞していたり、同じく現在のトルコを代表する映画監督の1人であるヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の長編デビュー作『カサバ-町』を当時のコンペで紹介していたり、レハ・エルデム監督の特集企画を組んだりと、東京国際映画祭とは何かと所縁があるトルコ映画。今年は過去にアジアの風部門(アジアの未来部門の前身)で受賞実績のあるレイス・チェリッキ監督の新作がエントリー。

「アシーク」という楽器の奏者になるべく、師匠に仕える少年が主人公。ある日、彼は師匠のお供で遠出をすることになり、一目惚れした女の子にリンゴを持ち帰ることを約束する・・・という話。

少年の淡い恋物語を、少年が住む地域の風習などを交えて寓話的に映し出す今作。映像もストーリーも美しくて、決して悪くはない。しかし、ゆったり見せるスローな話運びに退屈してしまったことと、「好き」と思える程には刺さらなかったこともあり、満足度としては低めだ。

残念ながら自分には合わない映画でした。未だもう一回上映機会があるので、気になる方はぜひ。
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