まさなつ

ジャスト 6.5 闘いの証のまさなつのレビュー・感想・評価

ジャスト 6.5 闘いの証(2019年製作の映画)
3.7
数多くの名監督を輩出している映画大国イランだけど、ガチな犯罪映画は珍しい。

イランも他国同様麻薬が蔓延してるのですね、、それも貧しい者が犠牲になってる^^;

冒頭のシークェンスは、タランティーノもびっくりの素晴らしさ!

刑事vs麻薬王のガチな対決を期待したけど、、ちょっと違った、、。麻薬王にあまり威厳はなく小悪党的。そして、刑事が主役かと思ったら途中から攻守交代。犯罪者も人間、刑事も人間。善と悪は単純には分けられないというのはファルハディ監督的だけど、そこまでの巧みさはなくちょっと中途半端な印象に。

イラン映画らしい対話劇の迫力はあり見応えはあります。麻薬渦の街や刑務所の様子などリアルな描写に圧倒されます。それ故に後半にかけての展開にやや戸惑いを感じました。
まさなつ

まさなつ