いのさん

ジャスト 6.5 闘いの証のいのさんのレビュー・感想・評価

ジャスト 6.5 闘いの証(2019年製作の映画)
3.9
《怒涛のドラック取締🚨》

(あらすじ)

薬物依存者で溢れる街。彼らの多くはホームレス。薬物取締チームのマサドは大物ブローカーのナセルハクザドを追う。何度も繰り返し捜査し、ついにナセルのアジトに追い詰める。度肝を抜く迫力満点の描写が続き、イラン映画を本気を見せつけられる。

(感想)

次から次へと麻薬を取締っていきボスまで芋づる式に辿り着くド迫力なイラン映画。爽快痛快と言えるほどテンポ良くブローカーを逮捕していくため、息をする暇がありません。後半からは逮捕された麻薬常習者やブローカーのその後をリアルに再現しています。麻薬の影響で家族や親戚まで巻き込んで個人では解決できないくらい大事になってしまう怖さも感じました。麻薬を取り締まらないと値段が安くなってしまう。値段が安くなると簡単に麻薬が手に入ってしまう。麻薬が簡単に手に入ってしまうと、依存者が増えてしまう。このサイクルで現在650万人もの麻薬常習者がいるということがこの"ジャスト6.5"の題名が意味する世界の暗闇の部分を映しとった作品です。社会的メッセージ性も強く、日本でも問題視されている麻薬というものを熱く面白く観れる作品です!

次の上映は、
11月4日(月)16:20〜
11月5日(火)14:20〜です!
いのさん

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