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戦場を探す旅のkyokoのレビュー・感想・評価

戦場を探す旅(2019年製作の映画)
3.6
1860年代のメキシコに対するフランス干渉戦争が舞台、らしい。ぜんぜん知らなかった(恥)。

戦争の生々しい現場をカメラに収めようとフランス軍の後を追う写真家ルイ。一向に戦場が見つからず体力だけが消耗していく中、ひとりのメキシコ原住民と出会う。

お互いスペイン語とフランス語でなかなか意思の疎通が難しい。
それでもなんとなく伝わるものだ。
カメラの使い方を教えるシークエンスを経てのラストは、哀しいけれど感動的だった。

彼が本当に撮りたかったものは人々がそこに生きている姿だったはず。
ピントとの出会いで彼に取り憑いていたものが落ちてくれたらいいのにと思ったんだけどな。

どんな状況でもちゃんとネクタイしているジェントルマンだった。
そしてルイの今どきの顔が家族写真の中で浮きまくり。
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