戦場を探す旅の作品情報・感想・評価

戦場を探す旅2019年製作の映画)

Vers La Bataille/Towards the Battle

製作国:

上映時間:89分

3.4

あらすじ

「戦場を探す旅」に投稿された感想・評価

ダイラ

ダイラの感想・評価

3.9
東京国際映画祭で鑑賞。

写真家としての精神を貫くかっこよさ、差別が当たり前の時代に異人種と心を通わせるストーリーが素敵だった。
ichico

ichicoの感想・評価

3.2
tiffにて。

戦場とカメラを通し、カメラマンと原住民に友情が生まれる。
カメラマンが見る戦場、抱える苦悩が伝わり、言葉が通じない中、必死にカメラを伝えるルイと理解しようとがんばる原住民に笑ってしまう。それでも不穏な空気が背後にはあり、ああここは戦場なんだなと思わせる。
最後は何とも言えない終わりに、戦場の厳しさが伝わる。
Naoya

Naoyaの感想・評価

2.6
19世紀中頃、仏軍はメキシコの土地で戦争をしていた。一流報道カメラマンは戦地での撮影に赴くが、メキシコ先住民の男と出会う。ヒューマンドラマ作。戦争が軸にありながら、戦争の中でのカメラマンの男の苦悩や葛藤、そこに原住民が加わることで、より面白いドラマが生まれてきてます。過酷な状況下でのカメラマンの気持ちの変化、成長もあり、戦争の現実を伝えるべく奮闘する戦場カメラマンの男が、真に戦争を体感し、知っていく姿は見応えがある。同時に、見下していたメキシコ原住民への気持ちの変化も印象的で、結末に素敵に響いてきてます。古いカメラの物理的な重みだけでなく、現代の気軽さにはない重みが出ています。
TIFF2019_19

ふつう。
TOHOシネマズシャンテで上映したら大ウケ間違いなしのこの作品。


なかなか戦場に辿り着けない戦場カメラマンと現地で出会ったメキシコ原住民。
言葉は通じ合わないが、徐々に友情を深めていく。
荒々しい戦場の跡地と住人達の無残な死体。背景はとても悲惨だ。
友情話にそこまで大きくスポットを当てずに、二人の関係をリアルに描く。
個人的に、昔のカメラに興味深かったので、写真が出来上がるまでの工程も楽しめた。
カメラが、この物語にかなり大きなアクセントを加えてくれている。

ラスト、確かに哀しいんだけど、なぜか哀しいだけでは終わらない不思議な気持ちに包まれた。
湿った空気も含め好きな作品だった
ant

antの感想・評価

3.0
東京国際映画祭2019コンペ作品で唯一観れた作品。
19世紀後期にメキシコ山間部でフランス軍の戦争を撮影しようとするカメラマンの物語。彷徨物では有るのだけど、登場するガラス板への湿板撮影のカメラがお洒落で興味をそそられた。監督キャストティーチインのQ&Aが日本語、英語、仏語が連動翻訳される様が映画祭の醍醐味。
kyoko

kyokoの感想・評価

3.6
1860年代のメキシコに対するフランス干渉戦争が舞台、らしい。ぜんぜん知らなかった(恥)。

戦争の生々しい現場をカメラに収めようとフランス軍の後を追う写真家ルイ。一向に戦場が見つからず体力だけが消耗していく中、ひとりのメキシコ原住民と出会う。

お互いスペイン語とフランス語でなかなか意思の疎通が難しい。
それでもなんとなく伝わるものだ。
カメラの使い方を教えるシークエンスを経てのラストは、哀しいけれど感動的だった。

彼が本当に撮りたかったものは人々がそこに生きている姿だったはず。
ピントとの出会いで彼に取り憑いていたものが落ちてくれたらいいのにと思ったんだけどな。

どんな状況でもちゃんとネクタイしているジェントルマンだった。
そしてルイの今どきの顔が家族写真の中で浮きまくり。
東京国際映画祭で鑑賞。ロケーション、映像が良く、もう少し長いストーリーを見たかったと思った。
さな

さなの感想・評価

3.7
第32回東京国際映画祭鑑賞1本目。
Q&Aによると、撮影はコロンビアで行われたらしい。
メキシコでの仏軍の戦いを写真に収めようとするフランス人戦場カメラマンのルイスと現地で出会ったメキシコ人ピントの物語。
彼らは言葉は実際通じないものの、互いに家族がいることや過去の背景を伝え合い、徐々に距離が縮まる。
ルイスは戦場のリアルな有様を伝えるべきだと初めは力説するが、戦場の跡や傷ついた人々を目の当たりにしてその凄惨さに怖気付いてしまう。旅を通して彼は戦争で死んだ息子の事、自分が何を撮りたいと思っていたのか、自己の内面と向き合うことになるのだ。
ルイスがピントに写真湿板の説明をするシーンが好き。
戦場に向かったルイスに待ち受けていた運命を物語る無音のスローモーションのシーンが忘れられない。最後、ピントはどんな思いでカメラを向けたのだろうかと考えると胸が張り裂けそうだ。

このレビューはネタバレを含みます

東京国際映画祭にて。

19世紀中頃にメキシコの密林で戦闘をするフランス軍を追う戦場カメラマンと現地のメキシコ人との奇妙な連帯と友情。

どれだけ進めども、辿り着けない戦場と収めることができない戦場の写真に、
戦場カメラマン ルイが本当に残したかったモノを模索し続けていた事が伺え、加えて言葉の通じないメキシコ人との不思議な絆に戦争や人生の意義を問われている気がした。

戦争映画は殺伐とし乾いたイメージを持っていたが、本作は湿潤な西部劇的な要素も含まれ、時代や題材的には扱われる事が少ないので思った以上に文化的な映画という印象を受けた。
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