いつもいっちゃん

わたしの叔父さんのいつもいっちゃんのレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
4.5
淡々とした映画だけど良かった(^^)
デンマークの酪農で暮らす叔父さんと姪。
前半、日常を淡々と繰り返す場面から、第三者が介入してくると二人の関係性が浮き彫りになる。
どこかユーモラス。
あのデートでうまい具合に雰囲気を壊してくる叔父さん、そして叔父さんを連れてくる姪笑
夢を叶え、街を出たいと思う一方、放っておけない存在。
その中で叔父さん自身も年頃の姪を心配するあまり、自分のことを自分でしようと努力したりと、その関係性が愛しい。
二人だけで生きてきた時間の長さが分かる一方、いつか来る別れを感じさせるラストが染み入る。
テレビで流れているニュースも、ちゃんと現代を描いているのが分かるのも面白い。
余韻深い一作です。
映像も美しかった。