まさ

わたしの叔父さんのまさのレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
4.0
冒頭10分位、セリフの無いシーンが続きます。まさに淡々とした日常とはこのことで、生活音、自然音のみ。

起床、朝食、仕事、夕食、食後、就寝。
何も考えずに、全く同じことを繰り返す、変化の無い生活。

なんか凄い映画が始まった感じ。

そして、叔父と姪の日常には、関係性から生じる「笑い」があるので、とても微笑ましくもあります。

叔父と姪が一緒に生活することになった背景や将来のことなど、観客にも漠然とした不安を与えながら、少しずつ生活に変化が見え始めます。

外的な刺激が、淡々とした日常に影響を与え始めることは、希望か不安か。

そして、こんなに潔いラストシーンは、なかなか無いです。そこで終わり⁉️

さらにエンドロールで、
立ち上がれなくなりました。

印象に残るシーンが多く、お気に入りの一作になりました😊
まさ

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