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わたしの叔父さんのQvQのレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
3.8
あー〜、もう〜、う〜ん、そうかぁ〜、いやー…。

頭の中でこんなのがグルグル。
静かすぎるドラマだけど、登場人物ひとりひとりの想いがじわじわきて、胸がぎゅっとなったままラストまで画面に見入ってしまうような話でした。

献身なのか、恐れなのか、クリスの胸の内は複雑でおもんばかるのはかなり困難。叔父にしても、獣医のヨハネスにしても、踏み込めそうで踏み込めない。穏やかな暮らしへの愛着もあるのだろうか。生い立ちや環境がそうさせているのだろうか。普通の女の子(私のまわりにいるような)のようでそうじゃない。クリスは、今後、どうなってしまうのか。そういう含みを持たせたままのラストに憎らしいほど心を掴まれました。

北欧系の映画はたくさん観てきたけど、この映画はまたこれまでにない引き込まれ方で感心しました。この静けさ。…の中の複雑さ。いやあ、なかなかの作品。たまにこんな作品とスコンと出会えちゃうから、映画って楽しい。
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