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わたしの叔父さんのmatsuのレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
4.0
静かな雰囲気ながら、社会問題に深く関わるシリアスな映画です!! 地味に深いです

27歳クリスは事情によりおじさんと一緒に12年間生活している。酪農の仕事も共に行うし、体の不自由なおじさんの介護的な役割も行う。

本当は獣医になりなかったクリスは、村の獣医の仕事を時々手伝う。獣医学に関する大学の講演にも興味が湧く。村のコーラスの練習に来ていた男性、マイクからのデートのお誘いも凄く嬉しい

3人(マイク、クリス、おじさん)でのデートの場面は皆ぎこちなくて普通に笑える

おじさんからの自立や恋愛を望みつつも、天涯孤独の自分を世話してくれたおじさんの介護を続けたい気持ちとの間で揺れるクリス

鑑賞者はみな自立・恋愛・自分の人生を大切にしろよ~とクリスを応援してしまう

(クリスが抱える問題は難しい。農家が減少している問題、孤独な老人が増加している問題、家族内の介護の問題など社会的な問題が深く関わる)

物語終盤での彼女の選択決断は見てて切なくなる
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