いのさん

夏の夜の騎士のいのさんのレビュー・感想・評価

夏の夜の騎士(2018年製作の映画)
3.4
《こんなお兄ちゃん欲しかった、、》

(あらすじ)

両親が日本にいる主人公は、祖父母の家に預けられて、失業中の叔父や年長の従兄とともにひと夏を過ごすことになった。主人公は学校をサボり、問題児扱いされるが、そんな中、祖母の自転車が何者かによって盗まれてしまう。大人に歯向かい、従兄と一緒に犯人探しをし始める。第32回東京国際映画祭アジアの未来部門作品。

(感想)

今回の映画祭の中で1番撮り方が上手いのではないかと思うくらいに、とにかく描写が美しい。寄りのカットや引きのシーンなど普段じゃ考えられないような画角で綺麗なシーンが次々出てくる。特に、手足にアップで撮った画角は躍動感がありつつも、表情がなくても伝わってくる熱いモノがあった。作中で登場する兄弟が表裏一体で、お兄ちゃんの心強さにこんな兄が欲しかったな〜と感じました。所々シュールな笑いが会場でも起きました。夏の夜の騎士、このタイトルの意味がきっとわかるはずです。是非劇場でご覧ください!

次の上映は、11月4日(月)17:05〜です!
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