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テイクオーバーゾーンのriverのレビュー・感想・評価

テイクオーバーゾーン(2019年製作の映画)
3.2
mid90sはLAの13歳のスケボー少年のだったが、テイクオーバーゾーンは奈良の14歳の陸上少女。こちらは酒もタバコもドラッグもやらないけど、ままならない日常にそれほどの違いはない。主人公の沙里が通う中学やスーパーは、以前暮らしたことがあると思えるような、どこか懐かしさを感じる景色だった。

僕は彼女の目を通して、中学の頃の痛みや息苦しさを思い出した。そこに華やかな記憶はないけれど、沙里が走るときに感じていた、風の感触ようなものは、少しはあったのかもしれない。
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