トレンティン

れいわ一揆のトレンティンのレビュー・感想・評価

れいわ一揆(2019年製作の映画)
3.5
2019年の参議院選挙における、東京大学東洋文化研究所新世代アジア研究部門の安冨歩教授をはじめとする10名のれいわ新選組の候補者を追った、原一男監督のドキュメンタリー作品。

れいわ新選組が掲げるマニフェストについて見たことはあったが、活動内容は全く知らない状態で鑑賞。そのため、れいわ新選組が選挙中に巻き起こした熱狂を映像として見ることができたのは良かった。

選挙×音楽の相性の良さを感じたし、選挙をハックしているイメージを受けた。

また、馬を連れて演説を行う理由も面白かった。簡単に言うと、馬には個体識別能力がないため、初対面で礼を重んじるような関係性が大切で、それこそ”ディスコミュニケーション社会”におけるコミュケーションのあり方なのではないかということだった。馬を見ればそれが一目瞭然だから、連れて行くという発想は突飛ながらも面白く観れた。

山本太郎の表と裏の顔もなんとなく見て取れたりと、見どころは盛りだくさんの4時間で、あっという間の感覚だった。
トレンティン

トレンティン