ミシンそば

ラ・ジュテのミシンそばのレビュー・感想・評価

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)
4.0
途轍もなくよくできた恐ろしい短編。
静止画とナレーションだけで、よく分からんが何かすごい、そんな週末世界をクリス・マルケルは表現しきっていた。

説明だけでここまで魅せれるのは、話の骨格がしっかりしていて、そこへ向けて一切のブレなく突っ切る、針に糸を通すような難行を行えているからだろう。
冷酷だけど、そこに至るまでの30分足らずのランタイムはとても美しい。