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約束の宇宙(そら)のぼのごのレビュー・感想・評価

約束の宇宙(そら)(2019年製作の映画)
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宇宙飛行士っていう職業は特殊ではあるけど、やりたいことと子育ての両立の難しさを感じた。
サラには娘を託せる元夫がいて、児童福祉司か何かだと思われるウェンディーがかなり親身に支援してくれたのもあって、どうにか両方を手放さずに済んだ。
ウェンディーはサラの無茶にも色々対応してくれていて、あまり目立たないけどこの人がいなかったら正直まわらなかったんじゃないかと思う。まあでも、こうやって然るべき人、然るべき機関に頼れること自体サラの強さかもしれない。困難な時、その状況に応じてどこに頼ればいいのかわからずに潰れてしまう人は少なくないだろうから。

失読症と計算障害を持っていたステラが、父親と暮らし始めてから読み書きも計算も出来るようになっている様子がさらっと描かれている辺りもちょっと複雑だったな。

元夫はどんな人なのか最初よくわからなくて冷たい印象も少しあったけど、娘が初めて自転車乗るのに成功したのを見て大喜びしていたり、サラが宇宙へ行くのを見て号泣していたり、とっても可愛い人だった笑
サラは宇宙に行くという自分の夢以外には娘のステラのことしか頭になくて、元夫のことは全く気にかけていないし、良き友人になっている感じでもないから、ちょっと不思議な関係に見えた。

この監督、『裸足の季節』の脚本を書いた人なんですね。女性の強さと少女の瑞々しい感性の描写が流石だった。