さすらいの雑魚

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのさすらいの雑魚のレビュー・感想・評価

4.0
呉先生こと呉学人の転生体(としか思えない😁)な無敵の大魔法使いDr.ストレンジさんの粗相の尻拭いに奮闘するピーターパーカー少年=スパイダーマンが大人の階段を昇っちゃうお話。
ほろ苦く切ないラストは数多のMCUのなかでも白眉といっても良いと思う♪

前半戦で世界の運命とプライベートの幸せを両取りしようする半熟英雄のジタバタに対して、己に残された大切な物の総てを差出し混沌に落ちゆく世界を救う決断を下すクライマックス。
大いなる力には、大いなる責任がともなう。
を地でゆく展開。
ピーターはブラックウィドウのようにキャプテンアメリカのように、そしてアイアンマンのように覚悟を決め、過酷な運命を引受け人々を守る真のスーパーヒーローとなる。
悲劇と喪失の哀しみ背負い、少年は大人になり、偉大な英雄の後継者として立つ。

残された全てと引き換えに得たのもが小さな自由の喜びでは収支は完全にマイナスと思う私だが、そんなショボい算盤を弾く奴に傲慢で天才な最強の魔導師Dr.ストレンジが敬称略を許す事は永遠に無い訳で😅

ともあれ私のなかのヒーローが奮い立つステキな映画でしたよ〜💪