恭介

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの恭介のレビュー・感想・評価

4.2
いやぁぁぁぁぁぁぁー・・・





参りましたっ

SONYとmarvel
恐るべしっ
アヴィ・アラッドありがとうっ(笑)

一切の情報をシャットアウトして
観に行った甲斐があった。

まだ未見の方は同じく一切の情報を
シャットアウトして観て下さい。

ドクターストレンジが出てくる、
それだけの情報で観て下さい。

開いた口が塞がらない
ニヤニヤが止まらない
鳥肌が立ちまくります。

だから以下は読まないで下さい。
大いなるネタバレだけど
責任は持てません(笑)

















いやもう、3人のスパイダーマンが
自由の女神像で出揃う瞬間なんか
久しく映画を観て味わえてなかった
高揚感を覚えた。

あと、個人的にはですね

アメイジングスパイダーマンシリーズと
アンドリューが報われたのが
すげぇ嬉しかった。

根が捻くれてるのかへそ曲がりなのか
自分はサム・ライミ版より
アメイジングの方がお気に入りだった。

ソニーの当初の予定では
アメイジングは第4弾まで製作される
計画だった。

しかし誰もが驚いたソニーとマーベル
とのキャラクター提携の余波を受け
第3弾以降が白紙に。
確かに2の興行収入はスパイダーマンに
すると期待値を下回っていたけど

個人的には最愛のグウェンを失った
悲しみを乗り越えて、更に成長した
スパイダーマンの活躍を観て観たかった。

今回のスパイダーマン、
泣けるシーンは何箇所もある。
ただ、個人的に一番グッときたのは
アンドリューが落下するMJを間一髪で
助けたシーンだ。

これはMJだけじゃなく
アンドリュー演じる
スパイダーマン的にも
スパイダーマンを演じるアンドリュー的
にも、そしてアメイジングファンをも
救うシーンだ。

あのシーンを用意してくれただけでも
製作陣にありがとうを言いたいぐらい。

あと、逆にその前にトビーとトムから
アメイジング!と弄られるシーンが
一番笑った(笑)

しかし、3人のスパイダーマンを
揃えるのと主要なヴィランを揃えるの
ってかなり苦労したんじゃないかと
想像してしまう。
ちゃっかりヴェノムは抜いちゃってる
けどセリフでカバーしてる抜け目なさ。

ディズニーが欲出した結果
ソニーが意地はって
スパイダーマンのキャラクター使用を
受け入れてなければ始まらなかった
本作の第3弾。

元々、他のマーベルヒーローに比べて
蜘蛛の巣のように複雑な利権関係を
クリアしなくてはいけなかった
スパイダーマン。

世界中のファンが猛抗議して
2社が改めて合意した結果を考えると
スパイダーマンというキャラクターは
まさにファンの「親愛なる隣人」的
存在なんだろうと思わされる。

そんなキャラクターだからこそ
スパイダーマンのオールスターが
集結するなんて

マーベルユニバースが始まる前から
スパイダーマンを観ている人にすれば
本作の衝撃はヒーロー大集合の
アベンジャーズ、インフィニティウォー、エンドゲーム以上かもしれない。

それぐらい大事件だ。

ストーリー的には正直、かなり
物語のキッカケとかに強引さは
否めない。

また、トムスパイダーマンの
成長過程と言う意味ではすでに
エンドゲームで父親的存在の
トニーを失った喪失感で充分じゃない
のか?更にメイおばさんを奪う必要が
あったのかなーとか思ったり。

マルチバースの扉が開き
そこからやって来たグリーンゴブリンに
命を奪われる事で、事の重大性を
示したかったのか。

そこはあくまでも本作は
スパイダーマンの物語でもあり
マーベルユニバースの一端を担う
作品でもあるので、後の
ドクターストレンジに繋げる役割が
あると思えば何となく納得するが。

ただ作品全体に観れば
それらを補って余りあるぐらいの
満足度を与えてくれてるのは確か。

マルチバースというちょっと複雑な
要素が今後のユニバースに於いて
重要な鍵となるみたいで

今回ちょっとコメディ色が強かった
ストレンジが次の続編でどう描かれて
いるのかも興味深い。

本作はソニーの作品なのに
他社のディズニー単独作である
ストレンジの予告みたいな
映像を入れるとかかなり異例だ。

更にその続編の監督がトビー版
スパイダーマン3部作の
サム・ライミが監督するとか
マーベル、どれだけファンに寄り添う
のか

(フィルマには監督名が記載されていないのは何故かなー?)

とにかく

すげぇぞマーベル(笑)
恭介

恭介