西部開拓時代、オレゴン州でビーバー狩りが盛んな頃。開拓フロンティアの何もないド田舎の村とさえ言えるかどうか怪しい集落(?)で、ドーナツ屋を始めた2人の男たち。彼らは材料の牛乳をこの辺りに1頭しかいない貴重な牝牛から夜な夜な盗んでいた…
悪くない映画だったけどちょっと間延びしてる感じもした。ドーナツで一攫千金って今っぽさもあるから、昔なのか今なのか曖昧で気が散ったのかもしれない。それよりなによりラストが悲しいというか何ともいえない味わいだった…。
~ネタバレ~
王道の友情映画(とか恋愛映画)なら、もっと極端な犯罪でもやって、派手に散る。
もうちょっと王道を外したストーリーなら、誰かとの関係性の中で生まれる小さな癒しを日々の糧にする。
そのどっちでもなくて、牛乳のコソ泥が人知れず志半ばで倒れ、白骨と在りし日の友情だけが残るというのは、どう考えたらいいの…。悲しいというかなんというかね。でも一応友情が形として残ったということになるのかな。仕事もパートナーもなく孤独になくなる人もいるわけだから。つらい。