通りすがりのナポリタン

ジャンゴ 繋がれざる者の通りすがりのナポリタンのレビュー・感想・評価

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)
4.5
流石!タランティーノ作品!面白いし長いけど飽きない・・・1番好きな監督だなあ・・・登場人物を真ん中に急にフォーカスする撮影法?など、西部劇をオマージュしたような部分が沢山あった。

生き別れの妻を捜すジャンゴと、賞金稼ぎの歯科医キング・シュルツ、2人は師弟として、友達として人種の壁を越えた熱い友情があってとても良かった。

賞金稼ぎをしながら、復讐心を燃やすジャンゴがかっこいい。やっぱりタランティーノ作品とあって、その他の登場人物もクセが強い笑賞金稼ぎの歯科医シュルツ、彼の乗っている馬車についている、でかい歯の装飾は忘れられない笑(ぶらんぶらん揺れている)
目が離せないシスコン極悪人、カルビン・キャンディ役のレオ様はかなりハマり役だった。ジャンゴ達との交渉シーンは鳥肌モノ。キャンディ初登場シーンのカメラワークがかっこいい

シンプルな復讐劇だが、鑑賞後は後物凄くスッキリする。敵を倒しまくる派手な撃ち合いと血飛沫にスッキリしてしまう。

アメリカの奴隷制度という負の歴史を扱った作品だが、奴隷の悲しみだけではなく、彼らの目の奥にある熱い復讐心も描いていて良かった。ジークフリートであるジャンゴ・・・痺れるほどかっこいい