けーな

SKIN/スキンのけーなのレビュー・感想・評価

SKIN/スキン(2019年製作の映画)
3.8
短編の「Skin」に続けて観た。ダニエル・マクドナルドが両方に出演していることと、犬の名前がボスということは、同じだけれども、短編との繋がりは無い。

実在する元人種差別主義者ブライオン・ワイドナーの半生を綴ったストーリー。リトル・ダンサーのジェイミー・ベルが、ブライオンを演じた。

KKK(白人至上主義団体)の映画をこれまでにいくつか見たことあるけれども、そのどれもが怖かった。狂信的な考えに取り憑かれて、暴力的になり、人を殺しても何とも思わない、異常な集団。そして、何が怖いって、そんな集団から抜け出ることが簡単じゃないってこと。この映画は、ブライオンが、白人至上主義の団体から足を洗った壮絶な実体験を描いている。

いやぁ〜、ほんと怖かった。いつ彼らが来るかと、ドキドキだった。あのママが恐ろしかった。ママと呼ばせてるのにも、嫌悪感。

白人至上主義の証として身体中に入れていたタトゥーを消すのに600日以上かかったとは。

ジェイミー・ベル、見事な演技だったと思う。イギリス訛りの英語は、抜け切れていない気がしたけど、それが、彼の持ち味だし。ネイティブの人は、どう思うのか分からないけど。

犬好きなので、ボスのシーンが辛かった。
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