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SKIN/スキンのboaaaaatのレビュー・感想・評価

SKIN/スキン(2019年製作の映画)
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短編併映の回を見た。
これは同じタイミングで見た方がおもしろいなと思う。

そこしか知らなかったり、そこにしかいれないからいる。違う見方を知って抜けようと思っても生活の全てがそこにあるから簡単には抜け出せない。集団の中でもヒエラルキーで管理され搾取されてる。カルトから抜けるのってやっぱり難しいんだろうなと思う。

出てる人たちがどの人もすごくよかった。ダニエルマクドナルドの佇まい。ネオナチ周りにいるシングルマザーだってレッテル貼られているけど、(今はちょっと違う気もするけど、当時の時代だと正直彼女の体型も貧困を象徴してるように思える。そこがリアルだとも思う。)彼女は高潔さと強さを持ってる。というか娘を守ることについての覚悟がすごい。ヴェラファーミガ演じるママとの対比。ヴェラファーミガがバブみとほのぐらいエロで集団を管理するうさんくさい感じはまさにカルト集団ぽいなと思った。
2人の結婚式で娘が歌う曲好きすぎて(メロディと歌詞が結婚式で歌うにしては悲しすぎる!)あわてて検索したけど、元の曲より作中のバージョンの方が好きだった。

暴力や破滅の予感を感じるたびに体を縮めながら見ていたのでめちゃくちゃ疲れた。見終わったらばきばきに肩こってた。
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