kuro

返校 言葉が消えた日のkuroのレビュー・感想・評価

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)
3.4
台湾にこんなに長い間自由を奪われた時代があったとは。
高校を舞台に1960年代の時代背景と、少女の悪夢の謎に迫る物語。

命懸けで本を読むなんて想像できない。
今なら罪と呼べないことで投獄されたり、ほんのささやかな悪意が取り返しのつかない結果になることが実際に起きてたんだと思うとやるせない。

どんな苦しい時代でも若者に自由を知ってもらいたいと思う教師がいて、ラストの短い文章に込められた想いが切ないけどよかった。

ただ中途半端に感じてしまう化け物が少々残念だったな。
kuro

kuro