風来坊

返校 言葉が消えた日の風来坊のレビュー・感想・評価

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)
2.5
台湾の人気ゲームが原作の映画らしいです。自由な思想やそれに触れる事を禁じられた学校で起きる恐怖を描いています。
見るからに設定が探索ホラーゲームですね。「SIREN」や「サイレントヒル」ぽいなと個人的には思いました。

独裁政権や共産主義をテーマにするところは台湾という国の苦難の歴史が反映されていて興味深いです。回想シーンをモノクロにしたり、赤が目立つ蝋燭だったり映像は工夫を凝らしていて雰囲気を盛り上げていました。

ただホラーというよりは前述した台湾の背景を軸にしたヒューマンミステリーの度合いが強いような。
クリーチャーも出て来ますが、人間って怖いなぁという方が大きい。
評判が高い映画ですが、個人的には思ったものとは違いました。

台湾の歴史に詳しい方や原作のゲームを知っている方なら楽しめるのではないかと思います。
風来坊

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