ジム・ジャームッシュくらいデビュー作に監督としての個性が表れている
でも題材的に難しいからか持ち味である哀愁の中にあるユーモアが不発なのが個人的には1番残念
それでもデビュー作で『罪と罰』を題材に選…
このレビューはネタバレを含みます
酔って知らん人に罪を告白したり、周りにいてくれる人から素直に良心を受け取れなかったり、そのくせ警察には挑発的な態度ばかり取ってしまうような主人公が人間味があっていい
そういう弱さがちゃんとスクリーン…
ラヒカイネン☆ラスコーリニコフの悩みに絞った内容
原作とは趣はまるで違って悲壮感よりハードボイルドな印象 マッティ・ペロンパーが出てくると一気に男臭くなる
直接的な被害を受けた恨みを抱いて生きてきた…
「俺は人を殺したかったんじゃなくて道理を殺したかったんだ」
カウリスマキにしてはよく喋るししっかりサスペンスしてる。でも視線と最低限の台詞だけで淡々と進むストーリーはデビュー作からその片鱗が確立し…
俺は どうでもいい男を殺した
虫ケラを殺して 自分が虫ケラになった
虫ケラは虫ケラとして残る
だが それもいい
俺が殺したかったのは ”道理”だ
人じゃない 人殺しは誤りだった
ドストエフスキー映…
アキ・カウリスマキ監督の長編デビュー作品
殺人事件を起こした犯人の青年が、最終的には捕まり罪を償うストーリー
(結局、動機は何だったのか?)
ドストエフスキー「罪と罰」読んだことないが、関係はあ…
アキ・カウリスマキの監督デビュー作品は、あのロシアの文豪ドストエフスキーの「罪と罰」の映画化。
工場で働くラヒカイネンは中年男を拳銃で殺す。
その時若い女エーヴァが現れるが、ラヒカイネンは何事もな…